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【元巨人 クロマティが斬る】米高校球児が夏の甲子園で戦えば… (1/2ページ)

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 私は日本の高校野球が好きだ。情熱に満ちテンポがいい。ハートがあり、ハッスルプレーが随所に見られる。

 私は東京に住むようになって2年。機会があるたびに夏の甲子園を見る。少年たちは「グレート」の一語。人間にとってこれが限界と思われるまで真剣にプレーする。ただ、1人の投手に3連投、4連投を強いるのは見たくない。虐待であり、腕に悪い。

 松坂大輔(現中日)は横浜高時代に夏の甲子園で延長17回、250球を投げた(1998年の準々決勝・PL学園戦)。これがレッドソックスに行ってからの不振の元凶だと思っている。メジャー移籍後、速球のスピードが落ち、これを補うためカウントを2ストライクと先行させたあと、変化球でコーナーを突く逃げの投球になってしまった。

 日本の高校球児は基本に関して秀でている。甲子園出場を果たせるほどの選手なら皆、十分訓練され、基本を身につけている。彼らは全員バントができる。これはアメリカの高校生にはできないことだ。

 日本の高校野球は、いわば巨大な野球工場。プロ野球のマイナーリーグの役割を果たしている。

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