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【小林至教授のスポーツ経営学講義】“スポーツ後進国”日本が変革する起爆剤とは (1/2ページ)

 夕刊フジの読者のみなさま、あけましておめでとうございます。スポーツをビジネスの観点からつづる本連載も、ありがたく5年目を迎えることができました。ひとえに読んでくださる方がいるからです。本年もお付き合いのほど、何卒よろしくお願いします。

 さて、日本のスポーツ産業にとって、2019年は大事な局面だ。日本を除く先進国では、スポーツは巨大な産業へと成長したが、日本ではそうなっておらず、欧米と同じように、経済的に豊かでスポーツを愛する先進国でそんな周回遅れの状況がいつまでも続くはずがない、必ずどこかで後れを取り戻すはずだ、そう言われながら、一向にそうならないというくだりは、本稿で何度か記した。そんな雌伏の時に終止符を打ち、そのポテンシャルを解き放つ爆発力を秘めたイベントが控えているのが今年である。

 その先陣を切るのが、大学スポーツ協会(UNIVAS)の創設だ。高校スポーツには高体連、経済界には経団連、農業者には農協など業界を振興する中央統括団体が必ずあるものだが、大学スポーツにはこれまでなかった。大学スポーツが自主自立の課外活動をモットーにしてきたことから、大同団結の機運が生じることがなかったのがこれまでだが、スポーツ庁の設立などが契機となって、アメリカのNCAAをモデルに検討が重ねられてきた。私自身が3年前の原案作りから、本件に深く関わってきたから言うわけではないが、大学スポーツには大きな潜在力があり、UNIVASがプラットホームとして、そのチカラを集約させることができれば、日本のスポーツを変革する起爆剤になれると思う。

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