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【福島良一 メジャーの旅】米国初のプロ野球チーム誕生から150周年 (1/2ページ)

 パンチョさんに言わせると、「飛行機の始まりがライト兄弟なら、プロ野球の始まりもライト兄弟だった」。その2人の兄弟を中心に初のプロ野球チームが誕生してから、今年でちょうど150周年を迎える。

 1845年にニューヨークで最初の野球チーム、ニッカーボッカーズが誕生。その歴史的チームにハリー・ライトという中堅手がいた。もともとイギリス生まれでクリケットの名手として鳴らし、65年にシンシナティのクリケットチームに入った。

 ライトは野球にも興味を持ち、地元の野球チームでプレー。そのとき、野球の方がクリケットより観客が多いのに目を付け、大きなビジネスになると考えた。その頃から、アマチュアでありながら選手に裏金が支払われるようになった。

 そこで69年に最初のプロ野球チーム、シンシナティ・レッドストッキングスを結成。ライトは監督兼任となり、初めて給料制を取り入れた。最高給取りはライトの弟ジョージで、労働者の平均的賃金の7倍に当たる1400ドルを貰った。

 レ軍は新しく開通した大陸横断鉄道に乗り、ニューヨークからサンフランシスコまで全米各地を転戦。初年度は57戦全勝と向かうところ敵なしでシーズン終了。投資家にはわずかながらも1ドル39セントの配当を出した。

 翌年も無敵を誇り、前年からオープン戦も含めて130連勝をマーク。だが、強豪アトランティックスに延長戦の末、7対8で逆転サヨナラ負け。それによって観客動員数が減り、投資家も手を引き、チームは解散へと追い込まれた。

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