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【江尻良文の快説・怪説】平成最後の野球殿堂入り キーワードは「PL&中日」 (1/2ページ)

 15日に発表された平成最後の野球殿堂入りは、PL学園と中日の復権がキーワードになった。

 プレーヤー表彰が元中日の立浪和義氏(49)で、PL学園出身初の殿堂入り。エキスパート表彰が同じく中日OBの権藤博氏(80)だったからだ。

 殿堂入り表彰関係者が、立浪氏の殿堂入りに関してこう語っている。

 「PL学園出身では、歴代5位の通算525本塁打を放った清原和博氏は本来殿堂入りするはずだったが、覚せい剤取締法違反で有罪が確定し絶望。通算173勝の桑田真澄氏の成績では物足りない。立浪氏が端緒を開いたことで、現役引退して西武の2軍監督になった松井稼頭央あたりにも可能性が出てきた」

 現在の高校球界は大阪桐蔭王国が揺るぎないが、かつてはPL学園の天下だった。暗黒時代の阪神は「PL学園より弱い」とブラックジョークを飛ばされるのがお決まりだった。ところが不祥事、部員減少のため、2016年夏の大阪大会を最後に活動休止。今月12日に大阪市内のホテルで行われた硬式野球部OB会総会では桑田氏を新OB会長に選出し、活動再開を求める動きもみせているが、実権を握る教団側の壁は厚い。

 そんな“暗黒時代”に立浪氏がPL学園出身者にとって念願の殿堂入りを成し遂げたのだから、OBも拍手喝采。この日は元監督の中村順司氏が立浪氏のゲストスピーカーを務めた。

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