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【江尻良文の快説・怪説】王会長が長嶋氏に熱烈エール 「2人にしかわからないこともある」

 18日に都内の日本記者クラブで「平成時代を振り返って」というテーマで記者会見を開いたソフトバンク・王貞治球団会長(78)。盟友の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(82)が昨年末に退院し自宅療養に入ったことに関して、熱烈エールを送った。

 「良かったなと思っている。特別な存在で輝いていてほしい」と5月1日に新元号に変わってもONコンビ健在をアピールした。

 「私は特に16年間、ONという形で野球をやってきた。2人にしかわからないこともある」

 不滅の金字塔・V9巨人の原動力になったONコンビの絆の強さを語り、長嶋氏の現場復帰Xデーにも言及した。

 「春から夏にかけて、野球場に出てきてほしい。じっくりと体調を戻してほしい」

 王会長も生死に関わる大きな病と闘い、克服してきただけに、言葉に実感がこもっている。

 長嶋氏はアテネ五輪日本代表監督として本戦を前に脳梗塞で倒れた。王会長も第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督として奇跡の世界一を達成後、まさかの胃がんのために胃を全摘出。

 「軽妙なトークが得意な長嶋さんが脳梗塞。食うことしか楽しみのないオレが胃がんなんて…。おれたちが何をしたというんだ」と憤慨したこともある。

 しかし、この日の会見では逆に「飲むのも食べるのも無茶苦茶して、よくあれだけで済んだ」と笑顔で振り返った。

 そして、ダイエー監督として長嶋氏率いる巨人と2000年の日本シリーズで激突し2勝4敗で敗れたことには、「私は常に弟分だったから、兄貴に勝ちたいという思いがあった」と本音を吐露した。

 そんな兄弟分のスーパースターコンビが新元号になっても輝き続けることを、誰もが願っているだろう。(江尻良文)

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