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【神谷光男 スポーツ随想】甲子園大会の方が「商業的」ではないのか? 高野連の奇妙な「処分案」にあきれ (2/2ページ)

 それはともかく、発表会のどこが商業的なのかよくわからない。そんなことを言い出したら入場料を取ってみせる春夏の甲子園大会など、商業的利用の最たるものではないか。

 入場者が史上初めて100万人を突破した昨夏の第100回大会は、外野席の有料化、内野席の料金引き上げなどで収入は前回より、なんと約3億4000万円増の約7億8000万円。剰余金も約1億7000万円増の約2億3000万円にも上った。

 今春の選抜も外野席の無料はそのままだが、一、三塁特別自由席、アルプス席などの値上げが発表された。いまや、ほかのアマチュアスポーツが足下にも及ばないほどの超優良コンテンツとして左うちわだ。

 一方で少子化で野球部員が年々減少しているという厳然とした事実もある。それなのに、こんな、どうでもいいようなことに目くじらを立て、新潟県高野連が今春の県大会から導入を決めた投手の100球制限という画期的な健康対策には否定的な態度をとっている。高野連の考えていることは、本当によくわからない。(作家・神谷光男)

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