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【2019年Jリーグ それぞれの開幕】中村俊輔「自分は能活さんみたいにもがいたのか?」 相次ぐ故障で“引退”かすめたが… (1/2ページ)

★(1)磐田MF・中村俊輔(40)

 2019年のJリーグが、いよいよ今週末に開幕。ベテランが、中堅が、そして若手がそれぞれの決意を抱いてシーズンに臨む。最初に、相次ぐ故障で一時は心が折れかけ「引退」の二文字が脳裏に浮かんだという希代の司令塔、中村俊輔(40)=ジュビロ磐田=が現役続行を決め、J1最年長選手として今季に臨むまでの軌跡へスポットを当てる。(スポーツジャーナリスト・藤江直人)

 誰でもいつかは現役に別れを告げる。今季J1最年長選手、40歳の俊輔の脳裏を「引退」の二文字がかすめたのは、昨年秋だった。

 「手術したとはいえ、これだけ長く(回復に時間が)かかったことに、自分でもびっくりしている。落胆してメンタルがちょっと揺らいだ時期もあった。そろそろ引退、みたいなものがチラチラ見えてくるのも、こんな感じなのかなと」

 昨年12月8日、J1参入プレーオフ決定戦で東京Vを一蹴し、J1残留を決めた直後のヤマハスタジアムでは、偽らざる心境を明かした。

 右足首の古傷に開幕前から悩まされた昨季、4度も戦線を離脱。W杯による中断期間中に患部へメスを入れたが、状況は好転しない。し烈な残留争いの渦中にいた磐田の力になれない自分に無力感を募らせていた11月4日、衝撃的な一報を耳にした。

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