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簡単コース、猛暑、写真撮影OK… 問題だらけの東京五輪ゴルフ (2/2ページ)

 リオ五輪では、男子は松山英樹(27)ら世界のトッププロの大半が辞退し、日本は池田勇太(21位タイ)と片山晋呉(54位タイ)が出場した。五輪には国を代表する名誉とメダルはあっても賞金がなく、世界ランキングにもポイントは加算されない。男子が20年6月22日、女子が6月29日の世界ランク上位から各国2人が選ばれるが、米ツアーに参加する選手にとっては時差もあり、メリットが少ない。

 また、選手は東京・晴海の選手村に宿泊しなければならないが、霞ヶ関CCまで約50キロ。電車でも1時間半近くかかる距離で負担が大きい。

 ゴルフツアーのギャラリーは携帯電話の使用が禁止されているが、リオ五輪ではプレー中の写真撮影もOKだった。欧米の携帯はシャッター音をオフにできるためで「他の競技は禁止されていないので、ゴルフも同じになる。普通のトーナメントと同じ感覚だと大間違い」(倉本委員長)。選手は集中力をそがれるおそれがある。

 暑さ対策も避けて通れない。「ギャラリーは木陰で休むことができるが、高齢者の多いボランティアスタッフは同じところで立ちっぱなしになるから、バタバタ倒れることになりかねない」と心配する声がある。

 倉本委員長は「リオで感じたことを払拭できるようにしたい。選手が不安にならないように、しっかりサポートしていきたい」と約束したが、問題は山積だ。(塚沢健太郎)

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