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田中、3回無失点 好投にテレビ解説者も唸る「リズムがいい」

 ヤンキースの田中将大投手(30)が、タイガース戦にオープン戦初登板。初回先頭打者に中越え三塁打を打たれたが、以降は9打者を連続アウトに抑えた。3回を1安打無失点、2三振、無四球。試合は7-1で勝ち投手となった。まだ果たしていない優勝を目標にしたメジャー6年目は、これ以上ない滑り出しとなった。

 2月26日の試合が雨天中止になり、これがオープン戦初登板。先頭のキャメロンには速球が真ん中に入ったが、このあとが圧巻。2番カストロを低め、3番スチュワートには高めのスプリッターで空振り三振。4番ヒックスは浅い中飛に抑えた。

 低めに集めてカウントを整え、速球は見せ球。中継のテレビ解説者が「マスターだ」「リズムがいい」「田中はメジャーの中で最も速球を投げる確率の低い先発投手だが、奪三振が多い」と唸った。

 2回は昨季、大谷翔平と新人王を争った三塁手アンドゥハーの好守備にも助けられ、三ゴロ、三ゴロ、二ゴロ。3回はわずか7球で、中飛、中飛、遊ゴロ。芸術的ともいえる40球でベテランの味を発揮した。

 「いろいろと試しながら結果も一応出たということは、もちろん良かった。いきなり三塁打を食らったけど、いい集中力でゼロに抑えられた。特にカーブでカウントが取れた」

 打線も爆発した。ガードナー、ジャッジが2本塁打、サンチェスが初本塁打を放つなど、計6本塁打の猛攻だった。

 前日はブルペンに入り、全球種を投げて調整した。投球間隔を20秒でカウントする「ピッチクロック」の導入も懸念されたが、リズムが良く、10秒以上残して次の投球に入るなど問題はなかった。