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広島“丸抜き”もOP戦首位快走の驚異 2年連続MVP流出のダメージ皆無

 オープン戦6勝1敗1分で12球団首位を快走する広島(15日現在)。2年連続MVPの丸が流出したダメージは皆無だ。

 昨季、13本塁打を放ち球団捕手記録を65年ぶりに更新した“打てる捕手”の会沢がさらに進化。驚異のオープン戦打率・769をマークし、存在感を増している。

 丸に代わるセンターを野間、西川が争い、4番・鈴木は侍ジャパンの4番候補に名前が挙がるほどパワーアップ。丸の人的補償として巨人から移籍した長野こそ、14日のオリックス戦でふくらはぎに死球を受けるなど、いまだ本領を発揮していないが、チームに戦力ダウンの印象は一切ない。

 元中日監督の“オレ流”落合博満氏も「丸がいなくなっても影響はないよ。たくさん選手を取っているチームがあるが、広島が優勝するよ」と断言し、返す刀で巨人の大量補強を皮肉っている。

 巨人は高橋由伸前監督時代の一昨年と昨年、広島に7勝18敗、7勝17敗1分けと2年連続2ケタ負け越しの屈辱にまみれた。原監督は就任直後、広島について「私が(監督で)いたときは、そんなに強くなかった」と苦手意識払拭に腐心したが、今月6日のオープン戦で完敗すると、「壁は高い」と認めた。

 広島は昨季台頭した150キロ左腕フランスアに加え、新外国人左腕レグナルトも13日の日本ハム戦で3者連続三振の快投。巨人・原監督不在の間に築き上げた“セ・リーグ1強”の構図を塗り替えるのは至難の業だ。(江尻良文)

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