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豪栄道、連勝ストップで“クンロクコース”の不吉データ 過去3場所「6日目」が分かれ道

 ■大相撲春場所 エディオンアリーナ大阪 6日目(15日)

 「だから、いわんこっちゃない」。テレビ解説の北の富士さん(76)が声を張り上げた。

 「今場所は優勝へ願ってもないチャンス到来だけど、きょうの相手は要注意だよ」と取組前に話していたように、初日から5連勝の大関豪栄道(32)が、押し相撲の成長株・大栄翔(25)に押し出された。

 立ち合い、右を差しながら悪いくせのはたきで相手を呼び込んでしまった。負けた瞬間、館内は深いため息に包まれた。

 「立ち合いは悪くなかったけど、はたいたのが…」と手痛い1敗に豪栄道は絞り出すように言った。

 先場所は初日から4連敗。「もう勝ち越しは無理」といわれたが、5日目から中盤盛り返し、9勝を挙げて乗りきった。今場所は対照的に初日から白星を重ね、前日は正代をもろ差しから一気に押し倒し、ご当初大阪場所で初めての5連勝をマーク。なにわのファンの期待はふくらむ一方だった。

 場所前の3日には大阪市内のホテルに約500人が集まって盛大な激励会が開かれた。豪栄道は「最近はふがいない成績が続いています。今場所は地元大阪で優勝を目指して頑張ります」と言い放った。

 大関に昇進して今場所で28場所目。平成28年秋場所で全勝優勝しているが、それ以外は、初日からの連勝は5が最多で過去3場所。いずれも9勝6敗に終わっている。

 つまり、6日目が全勝かクンロク(9勝6敗)かの分かれ道で、この不吉なデータからすると、連勝ストップで“クンロクコース”に足を踏み入れてしまった。

 「完全な取りこぼし。ショックは大きいと思うが、何とか立て直して白鵬についていってもらいたい」と藤島審判副部長(元大関武双山)。「悔しいけど、また明日からです」と豪栄道は気合を入れ直したが、ジンクスを払拭できるかどうか…。

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