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羽生、SP3位 新聞に「悔しい」と書かれたくない フィギュア世界選手権  (1/2ページ)

 「むちゃくちゃ悔しいけど(翌日のスポーツ紙の)1面で『悔しい』って書かれるのはイヤだなと…」

 5年ぶりの日本開催となったフィギュアスケートの世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)は21日の男子ショートプログラム(SP)で2014年ソチ、18年平昌両冬季五輪金メダリストの羽生結弦(24)が94・87点で3位発進。昨年11月のロシア杯で右足首を故障後約4カ月ぶりの復帰戦は不本意な結果となり、じだんだを踏んだ。23日のフリーでは“大逆転”で2年ぶり3度目の世界一を目指す。

 冒頭でいきなり「ちゃんとしたウオーミングアップができなくても跳べる」と自負する4回転サルコーが2回転になり、規定により得点なしで「久しぶりに頭が真っ白になった」。自己ベストを大幅に下回る94点台の得点を確認すると、表情がこわばった。

 拠点のカナダから帰国後は好調だったが、他の選手と共に行う直前の6分間練習では、思うように4回転サルコーを跳ぶだけのスペースを見つけることができず、「そこは謙虚になってはいけない。自信を持って、もっと王者らしくしていないと駄目」と反省した。

 昨年の平昌冬季五輪前は右足首外側を主に痛め、今回は内側。前回と違う箇所で予想以上に回復に時間がかかり、練習再開は1月初めまでずれ込んだ。もどかしさもある中、2月にサルコーとトーループの4回転は確実に跳べる状態まで戻したが、力を発揮しきれなかった。