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【中山徹 俺にも言わせろ】右手中指に痛みも…上田桃子、優勝の裏にプレーできる感謝の気持ち  (1/2ページ)

 国内女子ツアー3戦目の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」を制したのは、ベテランの上田桃子だった。開幕戦から日本人選手が3連勝するのは2006年以来の13年ぶりだ。

 右手中指に痛みがあり、最終日の朝はクラブが振れるかどうか不安を抱えてコースに向かったという。何とかボールを打てたことで棄権を回避。さらに、5バーディー、3ボギーの69でフィニッシュし、逆転でツアー通算13勝目をもぎ取った。

 前日の上田のプレーを見た限りでは、ショットもパットも安定感はあったけれど、優勝しそうなオーラは感じられなかった。なぜ、俺の予感を良い意味で裏切ったのか。それは、おそらく感謝の気持ちに違いない。

 寝て起きたら右手中指が痛い。ボールを打てないかもしれない。不安で一杯だったがスタートティーには立てた。「ありがたい」と思ったはずだ。

 だから、ミスが出たり、パットが入らなかったりしてもプレーができていることに喜びを感じ、感謝の念に浸りながらラウンドできたのだ。そこに優勝だとか、バーディーを取ろうとか、欲張った気持ちは存在しない。その分だけ、無駄な力も入らない。

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