記事詳細

原巨人“失われた3年間”との戦い 「常勝時代」知らぬ若手選手たち (1/2ページ)

 球団史上ワーストタイの4年連続V逸中の巨人。常勝時代を知らない若手選手たちは、原辰徳監督(60)が志向するベンチ主導の野球を、どこまで実践できるだろうか。

 7日のDeNA戦(横浜)に1-5で敗れ、現体制で初の2連敗と3連戦負け越し。原監督は「今日はミスが出たというところ」と総括し、その原因を「先行されるゲームをひっくり返すには相当エネルギーが要る」と試合展開に求めた。

 後手に回れば、試合が進むほど焦りが大きくなる。顕著な例が「(吉川)尚輝の盗塁もああいう場面で、やや焦らせてしまったかな」と振り返ったシーンだ。4点を追う7回2死一、三塁の好機に2番坂本が打席に入ったが、初球に一走の吉川尚が二盗を試み、あえなく憤死。反撃ムードはあっけなく霧散した。

 原監督は「あそこはアウトになっちゃいけない場面だよね」と指摘。打者は巨人で最もチャンスに強く、前日終了時点でセ・リーグトップの打率・464と絶好調の坂本だ。ベンチの最善策は自分の打撃に集中させること。二盗のメリットも薄い。2死から長打が出れば、俊足の吉川尚は一塁からでも問題なく本塁に還れる。4点差があり、単打で一挙2点にこだわる必要もない。逆に一塁が空けば、相手バッテリーは四球OKの攻めができるため、ボール球が増えて坂本の有利には働かない。しかも次打者の丸は8打席連続凡退中で、相手投手のエスコバーとは左対左の勝負。走者は動かず、坂本のバットに託すべき状況だった。

関連ニュース