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阪神・西、移籍後初勝利の舞台裏 人気球団ならではの宿命を…元オリ先輩・糸井がアシスト (1/2ページ)

 持つべきものは、経験豊富な先輩だ。阪神の西勇輝投手(28)が7日の広島戦(マツダ)で、オリックスからFA移籍後初勝利を自身2年ぶりの完封で飾った。

 「純粋にうれしい。何とか最後までという気持ちでマウンドに上がっていた」

 初回、先頭の田中にいきなり死球を与え、さらに安打と四球で1死満塁のピンチを背負ったが、松山を一ゴロ併殺打に仕留めて切り抜けた。

 パ・リーグでは立たなかった打席でも、3回無死一塁の場面で、キャンプから「気を抜かずに練習した」という送りバントを決め、糸原の先制打を呼び込んだ。昨季までリーグ3連覇の広島相手に、丁寧にコーナーを突いて散発6安打に抑え9三振を奪った。

 最終回は矢野監督と話し合いの末、「わがままで行かせてもらった」とマウンドへ。前カードの巨人戦で疲労困憊だった中継ぎ陣を休ませるべく140球を投げきった。

 昨年オフの入団表明後、過去5度の2ケタ勝利を挙げている右腕の一挙手一投足を、大勢のマスコミが追った。勝てば官軍、負ければボロカス。人気球団ならではの宿命を背負う西をサポートしたのは、同じ“元オリ戦士”の糸井嘉男外野手(37)だった。

 1月下旬、2人は自主トレで訪れた甲子園でたまたま遭遇。その際はあいさつ程度だったが、2月の春季キャンプ初日、アップ中に糸井が改めて声をかけた。

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