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【勝者のワザ】成田美寿々 強い体幹を生かし切るルックアップ「2つの効果」 (1/2ページ)

★ヤマハレディースオープンV

 4打差の3位から最終日をスタートさせた成田美寿々が、逆転でツアー12勝目を挙げた。決勝ラウンドでは、飛んで曲がらないショットの安定性が際立っていた。

 体幹の強さは、女子ツアー屈指。ボディーターンのスピードで飛ばしている。インパクトでボールをにらみつけない。むしろ、顔を残さない、いわゆるルックアップ打法が最大の特長だ。かつて世界ランク1位に君臨したアニカ・ソレンスタムが、この打法であったことはよく知られている。

 インパクトからフォロースルーまで顔を残すというのが一般的で、こうすることによって腕、クラブの振りが鋭くなり、ヘッドを走らせることができる。では、ルックアップ打法には、どんなメリットがあるのだろう。

 ふたつの効果がある。

 ひとつは、ボディーターンにブレーキをかけることなく、スムーズ&スピーディーにフィニッシュまで振り切れること。体幹部の強さをそこに生かし切れるところだ。

 そして、もうひとつは、アームローテーションやフェースローテーションといった瞬間的にパワーを放出することがないので、フェースコントロールが楽になることである。

 ボディーターンのスピードで飛距離を伸ばし、安定したフェースコントロールで方向性を確保できるのが、ルックアップ打法のメリットではある。フェースローテーションが抑えられるから、ライン出しショットも打ちやすく、成田の得意技にもなっている。

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