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Jヴィレッジ、悲願の全面再開 官民交えた多くのアシストも

 悲願がかなった。日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県双葉郡楢葉町)が20日から全面再開。2011年の東日本大震災に伴い、東京電力福島第1原発事故の対応拠点となり長期休業し、昨年7月から一部再開していた。

 日本サッカー協会・田嶋幸三会長(61)は「ここまでくるのに多くの人の苦労があった。本当に感謝してやまない」と感慨深げ。

 官民交えた多くのアシストもあり、JR東日本は常磐線に最寄り駅「Jヴィレッジ駅」を同じく20日に開業。“平成最後の新駅”として鉄道ファンにも話題を提供している。Jヴィレッジまで約170メートル、徒歩2分と格段に便利になった。

 今後は東北復興の拠点として動き出す。新設された天然芝のピッチは、サッカーだけでなくラグビーのフルコートとしても利用可能。今年9月に日本で開催されるラグビーW杯で、アルゼンチン代表が合宿地として使用することも決まった。

 日本初の全天候型練習場も完成。総工費22億円(サッカーくじ助成15億円+寄付金7億円)でサッカーとラグビーのフルコートでのトレーニングが可能。天井まで22メートルもあり、昨年10月からは「Jヴィレッジ・ドローンスクール」も開校している。

 さらにJヴィレッジは来年3月26日、東京五輪の聖火リレーのスタート地点となる。今後は、いまだ風評被害の影響が残る中でいかに人を呼べるかがポイント。そこで東京五輪日本代表の選抜合宿を行う構想も取り沙汰されている。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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