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内村航平、まさかの37位…平成と共に去りぬ!? 体操全日本選手権 (1/2ページ)

 もはや世代交代の波を押し返すことはできないか。体操の世界選手権(10月、シュツットガルト=ドイツ)の代表選考会を兼ねた個人総合の全日本選手権が26日、群馬県の高崎アリーナで開幕。男子で五輪2連覇の内村航平(30)=リンガーハット=は6種目合計80・232点でまさかの37位に終わり、上位30人による28日の決勝に進めなかった。初出場だった2005年大会以来の予選落ちで、世界選手権代表入りは厳しい状況となった。

 昨秋の世界選手権で左肩、さらに今年2月には右肩も故障。この日はゆか以外、すべて難度を下げて演技することを決めていた。「何とか試合はできるかなという状態」と語っていたが、体調は予想以上に深刻だった。

 最初の床運動からキレがなく、2種目目のあん馬で落下。この時点で「決勝に行けるはずがない」と気持ちが切れた。担当コーチは途中棄権を促したが、強行した結果、5種目目の平行棒でも落下。その際、左肩を押さえ激痛に苦悶の表情を浮かべた。

 日本体操界を牽引してきた内村だが、ここ2シーズンは下り坂。2017年の世界選手権を途中棄権し大会連覇記録が「6」で止まった。昨年の全日本選手権は3位に終わり、大会11連覇を逃している。

 37位という順位にも「特に悔しい思いもない。現実をみたな、という感じです」とサバサバ。その寂しげな表情が国内トップの座からも遠ざかりつつある現状を物語っていた。来年の東京五輪についても「夢物語。今のままでは無理」と白旗を掲げた。