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大坂なおみ、奇跡の逆転勝利!「この1勝の意味は大きい」 クレーでは初の準決勝進出

 女子テニスのポルシェ・グランプリは26日、ドイツのシュツットガルトで行われ、シングルス準々決勝で第1シードの大坂なおみ(21)=日清食品=は世界ランキング25位のドナ・ベキッチ(クロアチア)に6-3、4-6、7-6で勝ち、クレーコート初の準決勝に進んだ。

 クレーコートを苦手とする大坂。この日も45個のアンフォーストエラー(凡ミス)を犯し、最終セットは1-5という絶体絶命のピンチだったが、ここから逆襲。2時間18分の試合を制した。

 第2セットに相手に山なりの緩い球を混ぜられてリズムを失いセットを落とすと、最終セットも悪い流れのままミスを連発し、1-5。ポイントを失うとラケットで地面を叩き、しゃがみ込んで悔しがった。

 しかし、ここで「これ以上パニックにならないようにしよう。そんなことをしたらエネルギーを失うだけ。とにかく後悔したままコートを去ることはないように」と自分に言い聞かせたという。

 勝ち急ぐ相手のミスを誘い6-6に戻すと、ショットも力強さを取り戻しタイブレークを7-4で勝ち切った。その瞬間、今度はベキッチがラケットを地面に叩きつけた。

 大坂は全豪を制した後、ドバイ、インディアンウエルズ、マイアミでは準決勝以上に進めず、クレーで苦戦を予想するメディアが多かった。それでも劇的な逆転勝利。「マイアミの後、長い時間をかけてクレーで戦う練習を積んできた。それが報われとてもうれしい。この1勝の意味は大きい」と喜びを語った。