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【昭和、平成、令和 駆け抜けるキングカズ】三浦知良、ブラジルでもがき挫折も…ペレの「頑張れ」に武者震い さらに興奮した“全裸” (1/2ページ)

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 ただ一人、平成の30年間をプロサッカー選手としてプレーし通したFW三浦知良。昭和に15歳で単身ブラジルへ渡ってプロになり、平成には産声をあげたばかりのJリーグをけん引する寵児となった。キング・カズの波瀾万丈の生き様を振り返り、現役最年長の52歳で迎えた令和の世に、どこへ向かおうとしているのかを探る。まずは挫折の連続だったブラジル時代-。 (スポーツジャーナリスト・藤江直人)

 カズは今も2年に一度、ブラジルを訪れる。取得している永住権を更新するためで、直近では昨年12月にサンパウロに滞在した。初めてブラジルの地を踏んだのは15歳。1982年(昭和57年)12月だった。

 「僕の中ではサッカーはイコール、ブラジルだったので。そしてブラジル、イコール、キング・ペレ。ずっと僕の憧れでした」

 静岡学園高を1年で中退。プロになる夢を抱いて、欧州ではなくブラジルへ単身で渡った。今のように、海外サッカーを特集したテレビ放送も雑誌もない時代。みんなドリブルがうまい、とにかく1対1で仕掛ける。人づてに聞いてきたブラジルのサッカーに、いつしか憧憬の念を抱いていた。しかし、ブラジルで所属したユースチームで精神的に打ちのめされることになる。

 「僕より体格が大きくて身体能力、技術が高い選手が大勢いた。彼らを追い抜かなきゃ、と思ったときに、正直挫折感しかなかったですね」

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