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【西本忠成 トラとら虎】阪神、世代交代の波… 福留、鳥谷は崖っぷち!

 阪神に世代交代の波が押し寄せている。売り出し中の近本光司外野手(24)、木浪聖也内野手(24)のルーキーコンビがこのままレギュラーに定着すれば、チームの若返りは加速する。

 球団幹部は「積年の課題である生え抜き中心のチーム構成が現実味を帯びてきた。FA選手に頼らなくてもいい時代が来るかも」と目を細める。

 顕著な例は今月1日の広島戦(甲子園)の先発オーダー。トップの近本から糸原、糸井、大山、梅野、高山、マルテ、木浪、才木と並び、30代は37歳の糸井だけ。しかも糸井とマルテ以外は全員生え抜きだった。

 急速な若返りは矢野監督が意図したものではない。近本は中谷、高山、江越らとの外野争いに勝ち、木浪も鳥谷、北條らとの遊撃争いを制した結果である。

 対照的に、ベテランは精彩を欠く。3日現在、福留は打率・232、鳥谷は・128。鳥谷はスタメン起用された5試合で計26打数3安打、打率・115と振るわず、完全に控えに回った。

 「福留は42歳、鳥谷は37歳。もう伸びしろがなく、高給に見合う働きもしていない。このままだと、戦力外か現役引退の可能性が高まる」と球団OBは見る。金本前監督が3年かかって果たせなかった超変革。矢野監督に代わった途端、急速に進展するとは皮肉であり運もある。(スポーツライター・西本忠成)

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