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【清水満 SPORTS BAR】令和初日の東京ドーム…古き良き昭和、平成の思い出に浸る (1/2ページ)

 昭和、平成そして令和へ…。昭和から平成に移行した1989年1月7日、改元は天皇崩御という深い悲しみの中、日本全体が喪に服す中で粛々と進められた。

 先週の令和の幕開けは違った。上皇さまになられた天皇陛下の“お言葉”があった。かくして江戸時代末期、光格天皇以来200年ぶりという譲位による改元。生前譲位に日本列島は祝賀ムードに包まれた。

 どちらにせよ、皇室とともに歩む日本人として、改元という歴史的瞬間に出合えたことは何とも幸せである。

 そんな節目の令和初日(1日)、東京・水道橋の東京ドームに足を向けた。そこで思わぬ郷愁が頭の中で去来した。

 野球取材を生業の主とする拙稿にとって、プロ野球のメッカである後楽園球場やその周辺は憧れの地、思い出深い“大人”のアミューズメント・パークだった。

 神聖なる球場。長嶋茂雄さん(現巨人終身名誉監督)が放った天覧試合(昭和34年)でのサヨナラホームランに興奮した少年時代。ミスターの引退試合(同49年)を、当時大学生の拙稿はスタンドで観戦した。この業界に入ってからは、王貞治さん(現ソフトバンク球団会長)の通算756号の本塁打世界記録達成(同52年)、引退(同55年)も生で見ている。その後の数々の名場面を目に焼き付けてきた。

 スタンド下には雀荘などもあった。球場に隣接する競輪場は、すでに当地での公営ギャンブルが廃止(同47年)になり、夏季にはジャンボプール、その他の季節はゴルフ練習場などとして使われていた。そして馬券を売るウインズ後楽園が「黄色いビル」に入居した(同48年)。

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