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なでしこ高倉監督、3つの大ばくち 女子W杯は“集団の力”で挑む (1/2ページ)

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」を率いる高倉麻子監督(51)が“大ばくち”に打って出た。

 日本サッカー協会は10日、女子W杯フランス大会(6月7日開幕)に出場するメンバー23人を発表。FW岩渕真奈(26)=INAC神戸=は2大会連続で選出。DF鮫島彩(32)=同、宇津木瑠美(30)=シアトル・レインFC、熊谷紗希(28)=リヨン、MF阪口夢穂(32)=日テレ=は3大会連続となる。

 “大ばくち”その1は、昨年まで3年連続なでしこリーグ得点王のFW田中美南(25)=日テレ=を落選させたこと。田中は今季リーグ戦でも15ゴールで得点王争いトップを走っている。高倉監督は「劣勢の時でも、3、4人で相手の鉄の守備を翻弄できるのではないかという楽しみがある」と“個の力”ではなく“集団の力”で勝ち上がる構えだが、吉と出るか凶と出るか。

 “大ばくち”その2は、昨年4月に右膝前十字靭帯損傷と内側半月板損傷の重傷を負った「背番号10」阪口の強行選出だ。「ドクターが間に合うと言っている」(高倉監督)との理由で滑り込み選出となったが、いかに替えがきかない存在であるかがわかる。

 最後は高倉監督が在任4年間、あえてメンバーを固定しなかったこと。代表チームの強化としては極めて珍しいやり方だ。「普通はメンバーを固めるという意見があるが、私にとってそれは普通ではなかった」と言い切るが、“大黒柱”といえる選手も見当たらず、ドングリの背比べが実情といえる。

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