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【中山徹 俺にも言わせろ】入籍で成長した浅地洋祐、「笑顔」で復活

 男子ツアー「ダイヤモンドカップ」を制した浅地洋祐(25)はマンデートーナメントをトップ通過してのV。ツアー史上6人目となる快挙だ。

 自身初の最終日最終組、2位とは1打差の単独首位からのスタート。相当の重圧を跳ねのけての初優勝は自信につながるに違いない。

 優勝の重圧には「首位を追う」と「首位を守る」に大別できる。追う選手は失うものがないから積極的なプレーに徹することができる。一方、逃げ切りたい選手のプレッシャーは、追う選手のそれとは比べものにならないほどだ。

 大会3日目終了時点でアンダーパーの選手は6人。決して易しいコースセッティングではなかったことが理解できる。爆発的スコアは出そうにないだけに、根気強いプレーが強いられた最終日。浅地はしぶといプレーでパーを積み重ねた。

 グリーンキャッチできなくても、ガードバンカーから寄せワンのパーを拾った。最終ホールでもグリーン奥からの難しいバンカーショットを砂イチ、竿イチでのパーセーブで逃げ切った。

 俺は昨年、浅地は賞金シードに返り咲けないと記した。ブスッとした顔でプレーしていたからだ。謙虚さ、ありがたさのない表情だったからだ。だが、その後、笑みが見られるようになり、俺の予言を覆した。

 その理由は、入籍だ。それまでとは違って、妻を守る思いが人間性を高め、浅地は成長した。パットイップスを克服したことで、以前よりも一段とパットがうまくなった。人一倍、練習したことで勝利の女神もご褒美をくれたのだ。

 ジャパニーズドリーム。母の日に最高のプレゼントを贈れてよかった。全英オープン出場権を得た。最高の笑顔がまぶしかった! もっと勝てるよ。(中山徹)

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