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炎鵬、場所前1勝5敗の予想が…成績も“ひねって”5勝1敗

 ■大相撲 夏場所6日目 17日、東京・両国国技館

 新入幕で関取最軽量99キロの炎鵬が勝ち、5勝1敗とした。

 相手は同い年の24歳だが、身長で19センチ、体重で79キロも上回る矢後。金沢学院大卒で前相撲から取った炎鵬に対し、矢後は中大4年のとき全日本選手権でアマ横綱となり、幕下15枚目付け出しでデビューした。

 昨年春場所に十両で初めて対戦し、下手投げで炎鵬が勝った。幕内では初対戦だったが、今度も左を入れ頭をつけた炎鵬が右前まわしも取り、蹴返しから上手ひねりで巨体を転がした。“ひねり王子”の異名を取る炎鵬の面目躍如である。

 「(矢後は)前より体が大きくなって威圧感があったけど、強気でいった。ひねりは自分の武器。自分でも決め所が見えている。相手が警戒してくれると、かえっていい」とうなずく。

 いまや、土俵に上がっただけで館内から大歓声がわき起こる人気者。かつての舞の海をほうふつさせる。ただ、これほど勝っているのに、幕内でまだ実績がないせいか懸賞は少ない。母の日の初日に2本取って、金沢から観戦に来ていた母の由美子さんに1本プレゼントしたが、まだ合計3本と人気の割には寂しい。

 「場所前には1勝5敗と思っていた。逆の展開です」とさわやかに笑う小兵は、どこまで快進撃を続け、存在をアピールするか。