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【福島良一 メジャーの旅】菊池雄星“松ヤニ疑惑”の背景… 1983年「パインタール事件」の恨み!? (1/2ページ)

 先日、ニューヨークでのヤンキース戦で起きたマリナーズ・菊池雄星投手の「松ヤニ」疑惑。ヤ軍アーロン・ブーン監督は問題視しなかったが、地元メディアが騒ぎ立てた。過去にこんな事件があったからだろうか。

 1983年7月24日、ニューヨークで行われたヤンキース-ロイヤルズ戦。ヤ軍が4-3とリードして9回表2死から、ロ軍の主砲ジョージ・ブレットが逆転2ラン。意気揚々と本塁に還って来た、そのときだった。

 ヤ軍のビリー・マーチン監督が球審に歩み寄り「野球規則でバットに松ヤニを塗っていい範囲は、グリップエンドから18インチ(45・7センチ)まで。しかし彼のバットは松ヤニだらけ。ホームランは無効だ」と主張した。

 実際に審判団が松ヤニ部分を計ったところ違反と分かり、ブレットの本塁打は取り消されアウト。決勝弾が一転“幻の本塁打”となった。

 そうなると逆に収まらないのがブレットだ。ダッグアウトから物すごい剣幕で飛び出し猛抗議。4日後、ア・リーグ会長が「松ヤニと本塁打は関係ない」と裁定。ホームランは有効となり、サスペンデッドゲームが宣告された。

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