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涙がこぼれ落ち…巨人・上原の反骨心はなぜ折れたのか シーズン途中、異例の電撃引退真相 後ろ盾去り…待遇激変 (1/2ページ)

 巨人復帰2年目の上原浩治投手(44)が、異例のシーズン途中での現役引退を表明。日米球界での活躍を支えた持ち前の反骨心はなぜ突然、折れてしまったのか。

 20日に都内で行われた引退会見。「21年間の現役生活を終えたいなと思います」と切り出した上原の笑顔は、見る間に崩れ涙がこぼれ落ちた。

 悔し涙だった。「もうちょっとやりたかったなという、そういう思いです」。現役最年長だが完全燃焼に至らず。それでも開幕から2カ月もたたずに重い決断を下した。

 「今年でやめることは決めていた。(2月からの)3カ月が勝負と自分の中で決めていたが、1度も1軍に上がることなく、2軍で抑えてない葛藤もあった。8、9月にチームが首位争いする中で(引退)会見をするのは違うと思ったので、それなら早く終わろうと」

 現体制では自分が構想外であると悟ったのだ。

 昨年3月の10年ぶりの復帰劇は華々しかった。「メジャー契約が結べなければ辞める」と公言して待ったオファーが届かない中、渡米後は距離もあった古巣巨人から声がかかった。「戻ってくるとは考えてなかった。そういう状況の自分を獲ってくれた鹿取さん(前GM)、由伸(高橋前監督)に感謝している」。

 鹿取前GMから「うちのレジェンド」と持ち上げられ、契約金1億円、年俸2億円プラス出来高という破格の好待遇で迎えられた。だが開幕から精彩を欠き、勝利の方程式から降格しても2軍落ちは拒否。出場登録を抹消しても1軍に帯同して再調整は可能だが、抹消もされない不可解な特別扱いを受け続け、ブルペンの運用を難しくした。

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