記事詳細

「信じることが大切です!」阪神・藤原オーナーの“信心” 今季はシーズン途中の補強なし!育成優先

 阪神の藤原崇起オーナー(67)が20日に大阪市内で取材に応じ、勝率5割(同日現在)と正念場を迎えたチームにゲキを飛ばした。

 21勝21敗2分けでヤクルトと並ぶ3位タイにつけている阪神だが、問題は今季もまた本拠地甲子園で8勝13敗と黒星が先行していること。この点について藤原オーナーは、広島に3タテを食らった19日の試合後、散歩中に自宅近くの禅寺で見かけた「苦悩を背負って立ち上がる心、それこそが信心(しんじん)」という言葉に感銘を受けたという。

 「反省は反省で、やっぱりそこから立ち上がることが次への力になる。そういうことをバネにしてもらって、だんだんとできるようになってきたと私は思う。私、みなさんもそうだろうけど、失敗なしの会社人生なんてのはないわけで、それを1つずつ地道に積み上げていく努力が今、みんなできているんじゃないかな」とうなずいた。

 本拠地での黒星の数々も、明日の勝利の糧になっているというわけだ。

 昨オフ、矢野新体制発足とともに坂井前オーナーから職を引き継いだ。例年この時期の阪神は、外国人助っ人を中心にシーズン途中の緊急補強を繰り返してきた。

 しかし藤原オーナーは補強よりも育成優先が基本方針。「もちろん(育成優先)です。信じることが大切です! みんな積み重ねです。大丈夫ですよ」と請け合った。首位巨人とは3ゲーム差で射程圏内。矢野監督が思い描く“どさくさ戦法”(どさくさに紛れて、最後にポッと前に出て優勝する)は、ある程度もくろみ通りに進んでいるようにもみえる。

 もっとも、負けは込む、補強はしないでは、熱狂的ファンが多い虎党は許さない。「信心」の効果で、早めに現有戦力で貯金生活に入れるよう願うばかりだ。(山戸英州)

関連ニュース