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【プロキャディーXのつぶやき】既存のプロトーナメントに一石投じる楽しさ ゴルフパートナー・ヴィクトリアゴルフカップ

 師匠から声が掛かれば、どこへだってはせ参じる。それが昭和生まれの弟子なのです。先週は日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権ゴルフパートナー・ヴィクトリアゴルフカップで久しぶりに師匠のバッグを担いだ。

 舞台は兵庫県の宝塚クラシックゴルフ倶楽部。アップダウンのきついコースだったが、2日間大会だったので何とか乗り切ることはできた。

 このトーナメントは既存のプロトーナメントに一石を投じると思う。入場無料だし、来場者にはお弁当や酒のさかなになるおつまみ一品がプレゼントされる。太っ腹だ。タレントさんや女子プロがマイクを握って声援を促し、ホールアウト後には「ギャラリーの方々に使用ボールやキャップ、グローブをぜひ差し上げてください」と声を掛ける。

 選手とギャラリーの距離感が本当に近く感じられる。誰もがにこやかな笑顔をしていたのが印象的だった。

 60歳以上の選手が出場するグランドの部最終日では、佐藤剛平さんが芹沢(信雄)さん、倉本(昌弘)さん、尾崎(直道)さんとの最終組で回り、3打差を逆転して初優勝を飾った。「三横綱と幕下の僕とが最終組だなんて、緊張感が途絶えることなどありませんでした。勝てたのはそのおかげです」。そんな優勝者スピーチでコースに詰めかけた5000人のギャラリーの笑いを誘った。

 68歳以上のゴールドの部では、海老原清治さんが谷中(宏至)さん、山本(善隆)さん、中島(弘二)さんとの4人によるプレーオフをバーディーで制し、大会3連覇を遂げた。

 「この大会は、ギャラリー参加の一体感があるから大好きなんですよ。70歳になってもこうして試合ができるなんて幸せです。ゴルフをする苦しみではなく、楽しみを教えていきたい」と海老原さんが熱く語っていたのも忘れられない。

 「パットのラインをギャラリーに読んでもらってその通りに選手が打つ特別ルールがあれば面白いと思う。読みが当たっても外れても一段と盛り上がる」。海老原さんの提案は来年実施されるだろうか。

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