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阪神・糸原、感激サヨナラ打! 恩師・野々村直通氏が「弟子というより孫」と愛する苦労人 (1/2ページ)

 「最高です!! 絶対に打ってやろうと思っていました」

 阪神は23日のヤクルト戦(甲子園)で今季4度目のサヨナラ勝ち。右前へ殊勲打を放ったのは、途中出場の糸原健斗内野手(26)だった。

 互いにゼロ行進のまま迎えた9回裏1死満塁。相手4番手・マクガフの146キロの直球をはじき返すと、打球は右翼の芝生で弾んだ。

 ナイン同様、グラウンド上に猛ダッシュして勝利を喜んだ矢野監督は「疲れるわあ。本当に勝ってよかった」。ヤクルトと同率でリーグ3位タイで迎えた節目の3連戦で、今季3度目の同一カード3連勝。しかもすべて1点差で競り勝った。前回の対戦で死球をめぐり両軍がにらみ合ったこともあって不穏な空気が流れていたが、最高の形で燕を撃破した。

 5月に入り2度目のヒーローインタビューを受けた糸原。ファン同様、「本当にうれしいですわ」と本紙に語ったのは、島根・開星高時代の恩師で“やくざ監督”の異名を取った、現教育評論家の野々村直通氏(67)。サヨナラ劇の直前、日課のサウナで仲間から「走者が1、2人たまって糸原君が決めるのでは」と予言されていたという。

 明大、ENEOSを経て3年前にドラフト5位でプロ入り。身長175センチと小兵ながら厳しいプロの世界で躍動している。「彼の強さの原点は『心が体を動かす』。この言葉をちゃんと理解できているから」と野々村氏。糸原がルーキーイヤーの7月、甲子園でのプレー中に負傷し右膝内側側副靱帯損傷と診断されて戦線離脱した際には、夫婦そろって兵庫・鳴尾浜の独身寮「虎風荘」へ見舞いに訪れ、「諦めるなよ」と激励した。

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