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ファンも力士も大混乱! 大相撲“トランプパニック”全舞台裏公開 32度の猛暑なのに自販機“休場” (1/3ページ)

 相撲も観客もそっちのけの“トランプ・オン・ステージ”だった。国賓として来日した米国のドナルド・トランプ大統領(72)は、安倍晋三首相(64)らと大相撲夏場所千秋楽(26日=東京・両国国技館)を観戦。表彰式では12勝3敗で初優勝した西前頭8枚目の朝乃山(25)=高砂部屋=へ、新設された「米国大統領杯」を土俵上で手渡した。しかし、舞台裏では物々しい警備態勢が敷かれ、力士から苦言が飛び出すなど、相撲どころでないドタバタ劇が演じられた。

 ◆御嶽海も苦言

 現役の米国大統領が国技館の土俵に上がるという、大相撲にとって歴史的な1日になったが、周辺や舞台裏は一大“トランプパニック”に巻き込まれた。

 トランプ大統領らが入場したのは、北勝富士が錦木を押し出しで下した一番の直後。ブーイングや「帰れ!」と手厳しいヤジも飛んだが、どよめきにかき消された。

 大統領が入場する間、土俵上の進行は完全にストップ。次に対戦する朝乃山と御嶽海は土俵下で約7分も待たされ、力水をつけなければならない北勝富士と竜電はその間立ったままだった。

 この一番に勝った御嶽海は「待たされたので、途中で気持ちが切れそうになった。もうちょっと工夫してほしかった」と率直な心境を明かした。

 仕切り中も、立ち上がってトランプ大統領を撮影するファンがなかなか座らず、集中力を保つのは至難の業だった。

 「あれではトランプ大統領を見に来ていたのか、(前日の14日目に優勝を決めた)朝乃山を見に来ていたのかわからない。朝乃山に対しても失礼。自分たちのときに入ってくるというのは聞いていたけど、ちょっと出番まで長かった」と御嶽海。