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【神谷光男 スポーツ随想】東京五輪で実施決定も…問題山積の国際ボクシング協会 選考方法、審判問題…振り回される日本協会 (1/2ページ)

 来年の東京五輪でボクシングが予定通り実施されることになった。もともと五輪では伝統ある競技だが、国際オリンピック委員会(IOC)の承認団体である国際ボクシング協会(AIBA)の組織運営や財政面に問題があるとされていた。

 3月に退任したウズベキスタン人のラヒモフ前会長が、中央アジア有数の麻薬密売組織と深く関わっている犯罪者と米財務省から指摘された。

 統括団体として危機意識もなく「五輪除外もあるぞ」とIOCから再三警告を受けていた。

 しかし、選手には何の罪もない。IOCは「アスリートとボクシング競技の利益のため」(バッハ会長)と、先日の理事会で存続を決定。日本協会など関係者もホッと胸をなでおろした。

 ただし、まだまだ問題はある。選手の選考方法がその一つ。本来は9月にロシアで開かれる世界選手権が東京五輪の選手選考会を兼ねるはずだった。日本は7月に国内選考会を開く予定だったが、AIBA主催の世界選手権そのものの実施が凍結され、選手数が少ないため五輪選考会として成立しなくなった。これでは世界選手権を目標に練習をしてきた選手たちの調整にも、大幅な狂いが生じるだろう。

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