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【江尻良文の快説・怪説】「最大の誇り」アーロン氏が王会長にメッセージ 今年で29回目の世界少年野球

 28日、都内ホテルで一般財団法人世界少年野球推進財団主催の「第29回世界少年野球大会福島大会」(7月30日~8月7日)の開催要項が発表された。

 日米のホームランキングであるソフトバンク・王貞治球団会長とハンク・アーロン氏が、正しい野球を全世界に普及・発展させ、世界の子供たちの友情と親善の輪を広げようと1990年に米国・ロサンゼルスで開催して以来、29回目を迎えたわけだ。

 米国の野球ファンが“世界の王”を認知しているのも、ハンク・アーロン氏の通算756本塁打のメジャー記録を超えたからではない。野球の将来を考え、世界少年野球大会を開催し続ける姿に敬意を表しているのだ。

 この日の記者会見に出席した、アーロン氏と親交のある人物が王会長に対し、アーロン氏のメッセージをこう伝えた。

 「アーロン氏は、世界少年野球大会が今も行われていることが最大の誇りだ。ほとんど日本で開催されているので、もっと米国でも開催したい」と。「いろいろ事情があるので、簡単にはいかないが、その気持ちはよく分かる」と王氏も理解を示した。

 「子供たちの笑顔がすべてです。あの笑顔を見たら、いつまでも頑張らないといけない気持ちになる。20年7月には東京五輪の野球とソフトボールが福島で開催される。ちょうど1年前の福島で世界少年野球大会が開催されるのだから、五輪を盛り上げるためにもちょうど良い機会だ。パリ五輪では残念ながら野球とソフトボールが外されるから、福島ではアピールしないとね」。王会長の野球普及の意欲が尽きることはない。(江尻良文)

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