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【艇王・植木通彦 不死鳥伝説】前代未聞の引退報告“全国行脚” 地元の若松でラストラン、家族の手紙に号泣 (2/2ページ)

 24レース場の現役時代の出走回数や成績はレース場によって差がありましたが、私としてはどこでも同じ気持ちで走っていました。ですから、あいさつ回りも同じ気持ちでしたが、やはりその場の特色などもありますので、イベント内容は同じではありませんでした。

 その中でも、実際にボートに乗艇してお別れしたのが、長崎のボートレース大村と私の地元、北九州のボートレース若松でした。

 特に地元では黄色いバンダナをご来場のファンの皆さんに配布して、ラストラン航走中にファンの皆さんに大きく振っていただくという粋なはからいがありました。私は走っていてもスタンドが黄色に染まったのが分かるほどでファンの皆さんとの一体感を強く感じました。

 また、ラストラン終了後に水上ステージに上がると、私に内緒で家族が手紙を書いていたらしく、それを司会者が読むというシーンがあり、思わず号泣してしまったことを記憶しています。

 若松でのラストランは07年11月10日、不死鳥の最後の雄姿を目に焼き付けたファンは幸運だ。

 ■植木通彦(うえき・みちひこ) 1968年4月26日福岡県生まれ。福岡県立博多青松高校卒。86年11月デビュー。2007年7月の引退までSG優勝10回を含む74回の優勝、公営競技初の年間獲得賞金2億円を達成したボートレース界のレジェンド。日本モーターボート競走会やまと学校(現ボートレーサー養成所)校長などを経て今年5月、初代ボートレースアンバサダーに就任。QRコードから植木氏ブログへ。

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