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錦織“劇勝”8強の代償…蓄積疲労とナダルの壁 全仏11勝の王者にクレーで「全敗」 (1/2ページ)

 2戦連続でフルセットの死闘を制して、3度目の全仏オープン8強に進出した錦織圭(29)=日清食品。競り合いの強さを改めて証明したが、準々決勝の相手がクレー・キング(赤土の王様)の異名をとる第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)であることを考えると痛すぎるフルセットだった。

 4回戦(3日)で地元の圧倒的声援を受けたブノワ・ペール(フランス)を破ったあと、錦織は、テレビカメラに「チョレイ」と書き込んだ。卓球男子の張本智和(木下グループ)が得点時に叫ぶ言葉として知られている。

 記者会見で錦織は笑みを浮かべ「チョレイって気分だったので。本当は張本君の一番いい時のガッツポーズのようなえび反りをしたかったが、全く元気がなくてできなかった。個人的にガッツポーズが好きなので、ああいう気分でした」と真意を語った。

 それほど疲れる2日間となった。セットカウント2-1とリードしたところで日没順延となり、2日がかりの勝利。第4セットからの再開で、体力温存を考えれば、ここで決めたかったが、タイブレークで2度マッチポイントを奪いながら落とし、第5セットは3-5からの逆襲だった。

 ATP公式サイトは、「錦織はこれでディサイディング・セット(最終セット)での勝率をほぼ75%(132勝45敗)とした。5セットを戦うグランドスラムでは23勝6敗。全仏は6勝1敗だ」と称賛したが、前回王者で最多11回の全仏優勝を誇るナダルとの対戦を考えるとこのフルセットでの消耗は痛すぎる。

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