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錦織、課題は「1週目」 ナダルに完敗、勝ち上がり方が… 全仏OP  (1/2ページ)

 男子シングルス準々決勝で第7シードの錦織圭(29)=日清食品=は3年連続12度目の優勝を目指す第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)に1-6、1-6、3-6で敗れ、初のベスト4入りを逃した。日本男子で1933年大会4強の佐藤次郎以来86年ぶりの準決勝進出はならなかった。

 第1セットから動きが重く、ナダルの高くはねるスピンの効いたストロークに対応しきれなかった。「タンクに燃料が少なくても全力でプレーしようとはした。(残量は100%中)15とか20だった。最初の2セットはぶっちゃけコート上にいるのがつらかった。戦術的にも彼のプレーにのみ込まれていた」

 第2セットも無尽蔵のスタミナを誇るナダルに振り回されて一方的な展開。第3セットは雨のため途中で1時間の中断があったが、流れを変えることができなかった。

 「クレーコートでは非常にタフな相手。球は重く、サーブも良かった。1ゲームを奪うのさえ長く感じられた。(体調が)万全でなければ食い下がるのは難しい。8強入りに満足はないが、これが今日の限界だった。つらい中でも、もうちょっといい試合をしたかった」と錦織。

 課題がスタミナであるのは明らかだ。錦織は日没順延で2日がかりとなった前日の4回戦に勝ち、四大大会で自身初の4大会連続8強入り。しかし、3日連続の試合となったこの日は、過去2勝10敗だった“赤土の王者”に完敗を喫した。グラウンドストロークが得意なナダルは、全仏に初めて出場した2005年から去年までの14年間で優勝11回、90勝2敗で2連覇中。

 「ケイ(錦織)は自分より長い時間プレーして、間違いなくいつもより疲れていた」とナダル。