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森保ジャパン、猛攻も不発 新布陣で呼吸合わず 初招集の久保建英はベンチ外

 サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは5日、愛知県の豊田スタジアムで行われ、日本がトリニダード・トバゴと0-0で引き分けた。令和最初の国際Aマッチを勝利で飾ることはできなかった。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング26位の日本は同93位の相手に対し、3バックの新布陣で臨んだ。前半は大迫勇(ブレーメン)らがゴールに迫ったが得点できず。後半の好機も柴崎(ヘタフェ)らが決め切れなかった。初招集された18歳の久保建(FC東京)はベンチ外だった。

 日本は9日にひとめぼれスタジアム宮城での国際親善試合でエルサルバドルと対戦。その後、招待参加の南米選手権(14日開幕・ブラジル)に臨む。

 日本は打っても、打ってもゴールネットを揺らせなかった。引いて守る相手に25本ものシュートの雨を降らせた展開を生かせず、無得点で引き分けた。森保監督は「勝利を届けたかったが、勝利で喜んでもらえず残念です」と淡々と語った。

 前半から相手ゴールに迫った。積極的にシュートした大迫勇、中島、堂安らは好機を逃し続けた。後半40分には南野のシュートがゴールライン上で相手GKにかき出され、同ロスタイムには伊東が絶好機を阻まれた。消化不良の90分だった。

 指揮官は3バックの布陣を初めて試した。最終ラインは冨安、昌子、畠中。右の酒井宏、左の長友と運動量豊富な両翼を使い、効果的な攻撃を繰り出す想定だった。「いつもと違うから1テンポ遅れた部分はあった」と酒井宏。サイドからの崩しは多くなかった。

 実質2日間の練習で新システムに挑んだ。後半には相手カウンターから何度もピンチを迎えた。昌子は「難しい」と首を振りながらも「得点を取りにいくためにはオプションとして持っているべき」と前を向いた。

 戦術の引き出しは多い方がいい。持ち前の縦方向に素早く連動する攻撃が封じられた場合「プランB」は不可欠だ。2022年W杯カタール大会アジア予選は9月にも始まる。9日のエルサルバドル戦を活用しなければならない。(産経新聞)