記事詳細

萩野公介が練習再開「なんとか生きています」 東京五輪目指し8月以降にレース復帰

 「なんとか生きています」。約3カ月半ぶりの公の場。ややふっくらとした印象で、ときおり、これまで見せたことがなかったような穏やかな笑みを浮かべた。

 原因不明の大不振のため3月から休養していた2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(24)=ブリヂストン=が6日、都内で取材に応じ、5月から徐々に練習を再開していると明らかにした。8月か9月にレースに復帰予定で、来年の東京五輪へ「目標はぶれずに複数種目の金メダル」と意欲を示した。

 休養した経緯については、2月の大会で低調に終わり「練習を一生懸命頑張ってきたつもりだったが、うまく泳げなかった。(競泳が)つらいなと思うようになった」と説明。精神面で焦りを感じ「自分で自分を追い詰めていた」。

 今夏の世界選手権の代表選考がかかった4月の日本選手権を欠場。休んでいる間は知人に会い、海外旅行にも行ってリフレッシュ。欠場した4月の日本選手権前に出身地の栃木県のスイミングクラブ関係者から「引き際は自分で決めろ」と言われ、「もっと泳ぎたい、高みを目指したい、辞めるのは今じゃないなと思った」という。

 これまでと同様に母校の東洋大を拠点とし、復帰レースは8月の競泳ワールドカップ(W杯)東京大会か9月の茨城国体を予定している。

 平井伯昌コーチは「休んだことによるマイナス面も大きい。道は厳しいぞ、と言いたい。自覚を持って頑張ってもらいたい。日本の水泳にとってはいいニュースだ」と語った。どこまで“戦闘能力”が戻るか。

関連ニュース