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【艇王・植木通彦 不死鳥伝説】引退直後にイギリスへ テラスでビールを1本飲んだら…会話の輪に入ろうとチャレンジ (1/2ページ)

★イギリスでリセット(下)

 不死鳥は2007年7月の引退直後にイギリスの田舎を旅した。20年間の厳しい勝負の連続からいったんリセットする時間となった。

 イギリスに行く途中、オランダに立ち寄ったとき、空港で左右の長さが20センチほどのひげをはやしたおじさんがいました。ひげはのこぎりの歯のように手入れされていて、そのおじさんとすれ違うときに目が合いました。彼は自信に満ちあふれた表情で、ニッコリと私に笑顔をくれたのです。私にとっては衝撃で面白い出来事でした。

 それからは旅先で人間観察をするようになりました。現地の方とうまく話せない私には、ただ目に映るさまざまな動きを見ているだけで1日が終わってしまいました。でも、それがすごく楽しくて、気がつくと、いつしか身ぶり手ぶりで人に話しかけている自分がいました。

 イングランド北部のブラッドフォード郊外のホテルに宿泊したとき、テラスでビールを1本飲んだら、緊張から解放されて顔は真っ赤でした。私は現役時代にはあまりお酒を飲みませんでしたが、このホテルでお酒を飲みながら、楽しそうに話している方を見て、私も会話の輪に入ろうとチャレンジしたのです。やはり少しはお酒が飲めた方がいいのかなと思いました。

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