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久保、レアル移籍も“リスク”あり 南米選手権「自分のプレーできれば自信になる」 (1/2ページ)

 “快挙”と呼ぶのはまだ早い。

 サッカー日本代表MF久保建英(18)がJ1のFC東京からスペイン1部リーグの名門レアル・マドリードに完全移籍することが決まり、14日に両クラブから発表された。関係者によると5年契約、年俸は2億円超とみられる。レアルの公式サイトによると、来季は2部B(3部相当)のカスティージャに所属する。

 久保はスペインでレアルとライバル関係にあるバルセロナの育成組織出身。2国間移籍に年齢制限を設ける国際ルールによって、2015年に帰国を余儀なくされたが、今月4日に18歳となって条件を満たした。

 バルセロナとレアルは歴史や政治的な事情が絡む特殊な関係で、両クラブ間の移籍には「禁断」の冠が付く。

 2000年7月にポルトガル代表FWフィーゴがバルセロナからレアルに電撃移籍した際には、バルセロナの地元サポーターの猛反発を受け、フィーゴが経営していた飲食店が破壊される騒ぎがあったほど。久保の移籍にも同様のリスクが付いて回る。

 もっとも、それは久保がトップチームに引き上げられ活躍できるようになれば、のハナシ。

 久保にはバルセロナも受け入れ態勢を整えていたが、数年は下積みのため2部BのBチームでのプレーに限る契約を譲らなかった。年俸もレアルの10分の1程度。久保はバルセロナの半人前扱いを嫌った格好だが、レアルでもトップチーム昇格の保証はない。

 レアルが久保獲得に資金を投入したのは、ちょうど世代交代期にあたり、ベルギー代表FWアザールを獲得するなど、大量補強に乗り出していた事情もある。

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