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【編集局から】大船渡・佐々木朗希は“別格”だけど…それぞれの胸にある「私が見たナンバーワン剛球投手」

 今月18日発行紙面から、運動面でスポーツジャーナリスト・高野想氏による連載「甲子園剛球列伝」がスタート。ある者はその後プロで活躍し、ある者は一瞬だけ輝きを放ち歴史の荒波に消えていった、剛球投手たちの野球人生を紹介し好評をいただいています。

 人それぞれ、誰にでも「私が見たナンバーワン剛球投手」がいるはず。米大リーグ・ロイヤルズの大屋博行国際スカウトは22年目を迎えたスカウト生活の中でも、今年4月6日、高校日本代表候補合宿(奈良県内)で、中日のスカウトのスピードガンで163キロを計測した大船渡・佐々木朗希投手のストレートが断トツだと言います。「1990年代終盤、キューバ代表のホセ・コントレラス(後に米大リーグ・ヤンキースなどで活躍)の速球が100マイル(161キロ)を計測したのをみたのが過去一番の驚きでしたが、それより速く感じました」と口調に熱がこもります。

 筆者の人生の中では高校1年の秋、練習試合で対戦した同級生の川越工(埼玉)・石田雅彦投手(1985年にロッテがドラフト1位指名、現打撃投手)がめちゃくちゃ速くて、チームメートが口々に「見えない!」とつぶやいていたのが衝撃的でした。補欠の筆者はベンチから見ていただけですけど…。(運動部・宮脇広久)