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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】現役大学生FW・上田綺世、ストライカーの資質は世界レベル!

 南米選手権に出場中の日本代表では、18歳MF久保建英ばかりに注目が集まっていますが、20歳FW上田綺世(あやせ)=法大=にも『いいね!』をあげられます。

 初戦のチリ戦では何度も決定機を外しました。もちろん日本代表FWである以上、決めなきゃいけない。しかし、まだ現役の大学生(実は私にとって法大サッカー部の後輩にあたります…)ですから。アマチュアの選手が南米トップクラスのチリの選手に堂々と渡り合えたのは驚きで、本人も相当自信がついたと思います。

 上田の特長は、味方のパスを絶妙の位置で受け取れること。これは彼のセンスで、教えて身につくものではありません。FWがいい位置でボールを受けることができれば、あとは決めるだけ。ストライカーとしての“のびしろ”が上田には十分あります。

 世界レベルのストライカーになるには、まだ体ができていませんが、細身に見える182センチ、76キロの体から放つヘディングもなかなか強烈です。

 普段は大学の体育会でサッカーをしている上田が南米選手権に出場できたのは、とてつもなくすごい経験だと私は思います。もしこの大会でストライカーとして「結果」を残すようなことがあれば、久保同様、上田の今後の人生も大きく変わることでしょう。楽しみです。(元J1横浜監督)

 ■水沼貴史(みずぬま・たかし) サッカー解説者。1960年5月28日、埼玉県生まれ。FWとして日産の黄金時代を築く。日本代表として32試合に出場、7得点。95年横浜マリノスの前期優勝後に現役引退。2006年には横浜Fマリノスのコーチ、同監督も務めた。

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