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鈴木愛、2週連続V! 見せた進化「以前の私ならキレていた」

 “元賞金女王”(2017年)の鈴木愛は確かに強い。けど、ちょっと“弱点”があった。ゴルフのプレー態度である。

 ミスをするとすぐさま顔に出る。口をへの字に曲げたり、しかめっ面。時にはクラブなど物に当たることも…。こんな精神的な乱れもあり、自滅していた過去があった。

 ところが…。今週は、にこやかで心乱さぬ“スマイル鈴木”がいた。そして堂々の自身初の2週連続V、大会連覇。今季3勝目(ツアー12勝)、獲得賞金も約6300万円でトップに立った。

 理由がある。前週「サントリーレディス」のプロアマ戦で日本女子プロ協会・小林浩美会長からアドバイスをもらった。

 「笑顔で回りなさいといわれた。誰しも耐える時期もある。でも笑顔で回っていたら、必ず良いことがあるよって…。この言葉はすごく大きかったですね」

 首位に2打差で迎えた最終日。前半の9番でショットを乱してダブルボギー。スコアを崩した。「以前の私ならキレていた。でも“まだチャンスがある”って…。笑ってプレーを続けることで耐えられたんです」

 元々実力者。心乱れなければ強い!? 実力者・比嘉真美子、“黄金世代”高橋彩華との戦いは18番で比嘉が脱落。高橋とのプレーオフは「ショットは暴れていたが、ピンを攻めて相手がヒヤッとするショット」を放ってバーディーを奪い、1ホール目で決着。“格の違い”をみせた。

 『耐えて、勝つ』。修行僧のような行動が求められる。これってゴルフだけじゃあなく、どんな職業、人生にも通じる言葉ですね。ま、実践するのは難しいですが…。(清水満)

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