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【松本秀夫 プロ野球実況中継】強打だけでなくバントも“お家芸” 交流戦制したソフトバンクの奥深い強さ

 セ・パ交流戦はソフトバンクが、巨人との直接対決3連戦を制して8回目の優勝。

 巨人のエース・菅野智之投手をKOした3戦目は一方的な試合でしたが、逆転勝ちの1戦目は実況していてソフトバンクの真骨頂をみました。

 2点をリードされたソフトバンクは6回、一挙に6得点。福田秀平選手の代打勝ち越し満塁ホームランが目立ちましたが、圧巻は2死満塁での甲斐拓也選手の同点タイムリーバントヒット。試合後に工藤監督は「サードの岡本が後ろを守っているからチャンスがあれば」と森ヘッドコーチからアドバイスがあったことを明かしましたが、まさかあの場面でバントとは! 実況の声も上ずってしまいました。

 強打のイメージがあるソフトバンクは今季、確かにチーム本塁打数99(25日現在、以下同)で12球団トップなのですが、実は犠打数47もリーグトップ。2017年の156犠打は12球団断トツ、18年も3ケタの102犠打(リーグ3位)。細かい攻撃もお家芸なんですね。

 そもそも同点バントを決めた甲斐選手といえば、昨年までは強肩(キャノン砲)のイメージが突出していましたが、今季は・256と打率も上昇(昨季は・213)。そして意外なことに(失礼…)、盗塁もここまで7個決めています。「甲斐は足も速いですよ。1年で15個行けるんじゃないかな」とは吉鶴バッテリーコーチ。

 逆に巨人の宮本チーフ投手コーチは「ソフトバンクって、打つだけじゃなくて走れる選手がたくさんいるんだよな」と頭を抱えていました。

 投手力も含めすべての面で卓越しているように見えるソフトバンク。その牙城を崩すチームは果たして??(フリーアナウンサー・松本秀夫)

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