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“ヒゲ森”新ラグビー協会会長の素顔 全身に50針以上の傷痕、引退試合でも常に笑顔 (1/2ページ)

 日本ラグビー協会会長に、元日本代表主将の森重隆氏(67)が就任した。かつて新日鉄釜石の名センターとして黄金時代を築き“ヒゲ森”の愛称で親しまれた。

 歴代会長は森喜朗元首相(2005-15年)、元東芝社長の岡村正前会長(15-19年)ら政財界から選ばれるケースが多く、元日本代表選手の選出は、川越藤一郎氏(1992-94年)以来。

 6月29日の就任会見では、9月開幕のW杯日本大会、7人制が行われる東京五輪の成功とともに、「自己犠牲で仲間を助け合うラグビー精神を広め、日本代表にあこがれる子供たちをつくりたい」と現場上がりらしい抱負を述べた。

 「ビックリっすよ~」

 森新会長の協会トップとしての第一声は、人なつこい笑顔で始まった。全身に50針以上の傷痕がいまもある。明大、新日鉄釜石、日本代表と第一線で活躍してきたラガーマンとしての勲章だ。

 近づくW杯のキャッチフレーズは『4年に一度ではない。一生に一度だ!』だが、「一生に一度では、2歳の子供たちには夢がない。50年後にまた日本で開催できるようにしないといけない」と言って会場をわかせた。

 さっぱりとした気性、ユーモア、そして人の気持ちをよく察する思いやりで無敵の釜石ラガーを引っ張ったヒゲ森キャプテンは、試合に勝とうが負けようが、自らの引退試合のときでさえ、笑顔を絶やさなかった。

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