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大坂なおみ、まさか…ウィンブルドン初戦敗退 会見も4分半で退席「席を外していい?」

 テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権は1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕し、女子シングルス1回戦で第2シードの大坂なおみ(21)は世界ランキング39位のユリア・プティンツェワ(24)=カザフスタン=に6-7、2-6で敗れた。四大大会での初戦敗退は2017年全仏オープン以来2度目。試合後の会見は途中で打ち切って会場を後にした。

 テニスの聖地のセンターコートで迎えた初戦で、前哨戦「ネイチャーバレー・クラシック」(英バーミンガム)の2回戦(6月20日)でもストレート負けした相手に再び苦戦した。序盤は積極的なネットプレーやストロークのエースが決まったが、プティンツェワが繰り出す低いバウンドで滑るスライスのストロークにてこずった。

 緩急をつけられ、勝負が早くなってミスを連発。第1セットのタイブレークでは3-1のリードから5連続の失点。第2セットも力んだ粗い攻めで精度を欠いた。怒りで球をコートに激しく打ちつけ、観客がどよめく場面もあった。

 第1シードだった全仏オープンでも3回戦で敗退。世界1位の重荷を下ろしたが、ミスは相手の5倍以上の38本。粘り強く勝利にこだわるプレーはできなかった。

 記者会見では目を潤ませながら、「彼女は多彩なショットを効果的に放ってきた。とても苦しい戦いだった。(バイン前コーチと離れたことは)全く関係ないと思う。練習では調子は悪くなかったから、もっといいプレーができるはずだった」。

 小さな声で答えていたが、突如「席を外していい? 泣きそうなの」と進行役に話しかけた。同じプティンツェワに屈した6月の前哨戦では会見を罰金覚悟で拒否。今回は約4分半で打ち切った。今大会後の世界1位返り咲きはなくなった。

 会見では「ただ、楽しく過ごすことが大事。どうやって楽しむか、プレッシャーから自分を解放するかを学んでいるところ。(自信回復の方法は)分からない。答えを見つけ出せていない」とも話していた。このあとは得意なハードコートシーズンが待っている。スランプを抜け出すことはできるだろうか。

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