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まさかの“オフサイド”! 西野朗氏、タイ代表監督就任“否定”の真相

 まさかの“オフサイド”だ。1日にタイのサッカー協会から同国代表監督就任が発表されていた前日本代表監督の西野朗氏(64)=写真=が2日、タイ代表監督の就任を否定した。タイ協会の公式ホームページではソムヨット会長と握手する写真まで掲載されていたが、まだ交渉中というのが真相だ。

 西野氏はタイ協会から代表監督就任の打診を受けて、6月28日にタイに渡った。日本協会の関係者によると「タイ協会と日本協会は業務提携関係にあることから、西野さんが監督をやりたい意思があるかを以前から何度も聞かれていた」。

 タイ協会の鼻息は荒く、西野氏は「今回はとりあえず話を聞きに行こう」というレベルだったというが、タイ入りしたあと2日連続でタイリーグを視察。1日にタイ協会幹部と会談し、ソムヨット会長からオファーを受けて、握手する写真も撮影された。

 すっかりその気になってしまったのがソムヨット会長。その後、「西野氏は99・9%、タイ代表監督に就任する」などと自信満々に関係者に話し、合意したと勘違いしたのか、意図的な先走りだったのかは不明だが、最終的な結論の前に公式サイトで発表してしまったようだ。

 条件面を交渉しているようだが、西野氏はあまり金銭面にこだわるタイプではなく、2015年にJ1名古屋監督を退任したあと、中国のクラブから巨額の監督就任オファーがあった際もまとまらならなかったことがある。環境面を重視する。

 「オフサイドというよりフライングじゃないのか」と日本協会関係者。これで西野氏が態度を硬化し、契約はお流れとなる可能性もある。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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