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【小林至教授のスポーツ経営学講義】史上初!公式戦「欧州開催」にみるMLBの“本気度” 野球不毛の地に…異次元の売り上げ増を狙う!? (1/3ページ)

 ■異次元の売り上げ増を狙う

 MLB(米大リーグ)史上初の欧州での公式戦が開催された。これまで公式戦が開催されたメキシコ、日本、豪州はいずれもプロリーグがあり、MLB選手を輩出しているのに対し、英国は野球不毛の欧州の中でも筋金入りの地である。2012年のロンドン五輪で野球が除外された理由の一つが、会場もなく、見る人もいないからだったという、野球業界からすれば苦い思い出もある。

 そんな欧州市場において、今回の開催を打ち上げ花火に終わらせることなく、野球普及のためのはじめの一歩としたいという思いは、MLBで最も人気のある対戦カード(レッドソックスVSヤンキース)を組んだことからもひしひしと伝わってくる。こうした国際試合は、MLBが片方の球団のホームゲームの主催権を買い取り、それを現地のプロモーターに売るというスキームになるため、不人気球団と人気球団という組み合わせにするのが通常である。つまり、本拠地スタンドが埋まらず、主催権を買い取ってもらえれば渡りに船という球団を探し、そこに目玉球団をビジターとして組みあわせるのだ。

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