記事詳細

余裕たっぷり 白鵬が朝乃山を一蹴「邪魔してやった」 名古屋場所

 ■大相撲名古屋場所 2日目(8日)ドルフィンズアリーナ

 「左上手が先に取れたね。(若手の)邪魔をしてやった」

 横綱白鵬は結びの一番をこう振り返った。相手は先場所優勝の朝乃山。ちょうど1週間前、出稽古にきた朝乃山と11番取って9勝2敗と痛めつけ、本場所でも力の差をまざまざと見せつけた。

 右の相四つ。先に左上手を取り、朝乃山がやむなく出てくるタイミングを測っていたかのような上手投げが、ものの見事に決まった。「(朝乃山は)もっとくるかと思ったけどね。これでまた成長するでしょう」と余裕たっぷりだ。

 名古屋場所の宮城野部屋の宿舎は昨年までの名古屋市内の寺から、トヨタ自動車の支援を受け、トヨタスポーツセンターに移った。東京ドーム50個分という広大な敷地に、サッカーJ1名古屋の練習場やプール、体育館などが立ち並び、稽古場は冷房完備と至れり尽くせり。初日の朝稽古には白鵬と親交のある豊田章男社長が見学に訪れた。白鵬は横綱通算800勝、幕内通算1000勝を達成した昨年秋場所で使用した綱を社長に贈った。

 今場所で横綱在位72場所だが、右上腕負傷の後遺症もまったく感じさせない。「経験豊富な白鵬でも、朝乃山は15日間の中で最も意識した相手だったのではないか」と、テレビ解説の舞の海さんは見ていたが、あっさり退けた。43度目の賜杯へ死角は見当たらない。

関連ニュース