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【江尻良文の快説・怪説】“ヤブヘビ”の12球団側… 選手会、ダブル勝利へ意気軒昂

 12日、都内ホテルで行われた労組・日本プロ野球選手会(炭谷銀仁朗会長=巨人)臨時総会。最大の議題「現役選手ドラフト制度導入問題」でなんとダブル勝利宣言が飛び出した。4件の駆け込み交換トレードで、現役選手ドラフト制度潰しの思惑が見え隠れした12球団側にはヤブヘビだ。

 6月26日から7月4日までの短期間に日本ハムと巨人、中日とオリックス、楽天と広島、阪神とロッテの間でまさに異例の4件もの交換トレード成立。この12球団側の足並みを揃えた現役選手ドラフト制度導入阻止への反撃に対し、選手会側は逆に堂々と勝利宣言。

 現役選手ドラフト制度導入要求が、この一連の活発な交換トレードに直結したと、選手会関係者が自画自賛するのだ。「こういう話(現役ドラフト制度導入問題)が出たからかなと思う。移籍の活性化は選手会が望むことだし、大歓迎だ」

 しかも、肝心要の現役選手ドラフト制度導入に関し、すっかり自信を持ってしまったのだ。炭谷会長はこう明言した。「NPBの方から導入へ前向き、具体案も出していただいて、これからも話し合っていい制度にしたい」

 これでは12球団側にとってまさにヤブヘビだろう。前例のない活発な交換トレードは、選手会の現役選手ドラフト制度導入要求の波及効果と勝利宣言。その上、肝心要の現役選手ドラフト制度導入にも自信を深めてしまったのだ。(江尻良文)

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